CASE2 大阪府/貝塚市(簡易版)


きっかけは保健所からの提案
精神科病院の協力で認知症の在宅支援もすすむ

貝塚市のここがすごい!

○元々の関係性を活かし「つげさん在宅ネット」を一気に立ち上げ

それぞれ問題意識を持っていた関係機関・団体が保健所の声かけに応じて2014年に一気に結集。懇話会を立ち上げ活発に活動

○精神科病院の協力のもと認知症の人の支援体制も充実

市内4つの精神科病院も在宅医療に協力的。短期の入院で認知症の人の症状悪化に対応


図1◆つげさん在宅ネット参画メンバー


貝塚市医師会
貝塚市歯科医師会
貝塚市薬剤師会
訪問看護ステーション協会
訪問リハビリテーション提供機関(河崎病院)
市立貝塚病院(地域医療連携室)
青山病院(看護部門)
地域包括支援センター(浜手・中央・山手)
大阪介護支援専門員協会貝塚支部
貝塚市(高齢介護課、健康推進課、障害福祉課)
大阪府岸和田保健所

 

写真1◆地域の基幹病院であり貝塚市医師会の在宅医療担当理事が院長を務める社会医療法人慈薫会河崎病院


写真2◆連携体制強化に向けてともに歩む貝塚市職員と医師会在宅医療担当理事


写真3◆「貝塚市 医療・介護・福祉の情報ブック」表紙。貝塚市医師会ウエブサイト(http://www.kaizuka-med.or.jp/tsugesan.pdf)で全ページが公開されている


写真4◆「貝塚市 医療・介護・福祉の情報ブック」では医療機関の機能をくわしく紹介している



写真5◆「貝塚市認知症ケアパス表紙。誰にでもわかりやすい平易な言葉を用い、簡潔にまとめられている


POINT既存の資源や規模を活かす

貝塚市は人口が9万人弱で、元々医療・介護関係者はお互いに“名前は聞いたことがある”“どこかで見たことがある”程度の距離感でした。ネットワーク立ち上げにはこの距離感が有効に働きました。また、認知症対策を推進できた背景には、市内に4つある精神科病院の精神科医の協力が得られたことが大きいといえます。



地域DATA(貝塚市) 

面積:43.93k㎡ 人口(2015年国勢調査):88,694人
高齢化率(2015年、65歳以上):24.90%
一般診療所数(2017年10月現在):52
病院数(2017年10月現在):9

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